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Twitter interviewAnswers to unanswered Twitter questions


The Works For Soundtrack 発売記念-フォームで頂いたご質問と回答

フォームから頂いたご質問には先にこちらで回答させて頂く事と致しました。
内容の似通ったご質問は、申し訳ありませんが一つにまとめさせて頂いております。また二つのご質問に一度に答えさせて頂いているものもあります。今の状況的に、はっきりお答えするのが難しいご質問などにはお答え出来ておりません。そこはどうぞご容赦下さい。
また、いくつもご質問頂いた方(ありがとうございます!)のご質問は、少し絞らせて頂いている場合があります。twitter感覚で直感的にお答えしている項目が多い為、分かりにくい回答があったら申し訳ありません……。読み返す時間無かったので、誤字はお許し下さい(><)。また、英語のご質問にも、twitter上でお断りしたように日本語で答えさせて頂いております。私の英語はちょっと時間がかかる為……ご容赦下さい。あくまで気楽なプチイベントからの派生文書、という性格上、このページは数日で消去致します。そこもご了承下さいませ。回答をなるべく簡易にまとめる為、頂いたメッセージに対するお礼などは文章から省いています。
皆様改めて、ご質問、そして暖かいメッセージを頂き、ありがとうございました!

WFS全般に心地よい曲が収録されていますが、割合単純な編成の曲でも、どうしてこんなにマニアックなアレンジが浮かんでくるのでしょうか。え……マニアックでしょうか……。あまり自分がマニアックなアレンジをしているとは思っておらず、どちらかと言えばシンプルなアレンジだという認識でいたりします……。

メロディーが浮かぶシチュエーションはどういう状況でしょうか。譜面と正面から対峙して捻り出すとか、オシャレなカフェでお茶していると閃くとか・・・。状況は本当に色々で。道でもお店でも。原作有りなら原作読中、無しだと作品の初音楽打ち合わせ時にだーっと来る事が多いので、五線譜は持ち歩くようにしています。(やはり、作品を一番良く知っている方々との会話から頂くインスピレーションはただもんじゃないのであります)ただサントラのように一度に大量に書かねばならない時は、やはり自然発生を待っては追いつかないので、ピアノを弾きながら作ったり、後はメロディーを奏でる楽器を先に決めて、その楽器合わせて作ったり…色々です。歌はとりあえず歌いながら作ります。

ボーカロイドが大人気ですね。是非も色々問われていますが、梶浦さんはボーカロイドについてどう思いますか?今後梶浦さんが使用する予定はありますか?あれは一つのツールであり、ツールそのものに良いも悪いもないと思っています。問題はそれをどう使うかだけ。今のところは私個人は使う予定は全くありませんが、使った方がカッコいいと思う曲が将来もし出来て、その頃までに好みの声のソフトが発売されていたとしたら、使うかも。

ただ、あれは一つの面白いツールとしての捉え方とは別に、女性ヴォーカル曲を作りたいけど歌ってくれる人がいなかった、という自宅音楽好きさんには福音だったでしょうね。昔ライブにヴァイオリン弾きさんを呼ぶ余裕が無かったアマチュアの頃、比較的violinっぽい音を出してくれる音源が発売された時、どれほど嬉しかったか。無論、シンセヴァイオリンは生とは全く違う。それと同じようにヴォーカロイドも実際人が歌うのとは全く違う。そこは認識せねばならないだろうけれど、でもそんな問題以前に、ライブで「ヴァイオリンっぽい音が出せる」それだけでむやみに嬉しかったものw。

How did you decided to use male vocalist for the “tear fall in my heart” track of WFS, because it sounds so pretty yet you do it so rarely.

15歳の志願兵の曲「tears fall in my heart」は 梶浦さんには珍しい男性ボーカル曲だと思いますが、 男性ボーカル(川瀬幹比虎さん)を起用した理由と、 日本語ではなく梶浦語の歌にした理由等、エピソードあれば教えてください。 よろしくお願いします。あの作品には男性ヴォーカルが合うなと思いました。最後女声では少し甘くなりすぎると思ったので。川瀬幹比虎さんは、優しいお声を出して下さる男性ヴォーカルの方を探す中で、ある方からご紹介頂いて、お願い致しました。日本語にしなかったのは、あのドラマの最後は歌で送りたかったのと同時に、あまり明快なメッセージを持つ歌にしたくなかったからです。あの歌が悲しみを歌うのか弔いを歌うのか、果たされなかった希望を歌うのか、聞いて下さる方の胸の内に委ねたいと思いました。そういった理由からです。

……余談ですが、良く「この歌詞を書いた作者(私)の意図は」とか、「正しい歌詞の意味は」と聞かれる事がありますが、私は歌詞における作者の意図とか、「正しい意味」には、それこそあまり意味はないと思っています。その歌を聴いて貴方の胸に浮かんだ解釈や、風景や思い、それこそが正しい歌詞の意味なのだと思っています。それが、もしどこか公式の場所で作詞家もしくは歌い手が述べた意味合いとは違っていたとしても、それでも尚貴方が感じたその感覚が一番正しいんですよ。

創作活動中には性格変わるとかあるでしょうか。心地よい系の曲はまったりとか、ラスボス戦のような曲のときは攻撃的になるとか。創作活動中は意識してテンション上げるようにしています。特に固めて作曲している時の姿は、あまり人には見せられないかも。勢い付けないと持たないので色々自分に話しかけていますし、変な人です(笑)。やはり攻撃的な曲は、性格変わるというより体力がより多く残っているときに作りますね……起き抜けとか。作詞時はそれと異なって、逢えてテンションガン下げしてる事も結構多いかもしれません(笑)。

世間的にある程度安定した立場を捨てて、作曲一本で生きていくと決意したときは迷いとかはなかったのでしょうか。それは勿論ありました。でも、今選ばねばどんなに安泰な人生を歩んでも、死ぬ時「ああ、音楽やっときゃ良かった」と思うだろうと。だからこの人生捨てるつもりでやろうかなって。あまり夢多き年頃でもなかったので、難しいだろうな、とりあえず路頭に迷っても人に迷惑はかけるまいと、そんな比較的悲痛な決心でしたw。結局いくら迷っても、最終的に選択肢は自分的には一本しか無かったんですよね。

今年一番聞いた、もしくは好きだったCDがあったら教えて下さい。 うーん、一番聞いたかどうかは分かりませんが、Juana Molinaの Un diaとか好きでした。リリースはもっと前だったと思いますが今年買ったので。トリップ出来ます。

梶浦さんは大学進学の際、どういう理由で大学をお決めになったか覚えてらっしゃいますか? 知人からの評判が良かった、学びたい学科があった、最後は家からの近さで決めました。良い学校でした。実は二つ悩んでこちらに決めたんですが、今でもあそこへ行って良かったなと思っています。

In your songs (especially those unrelated to instrumental themes), what usually comes first: melody or lyrics?

いわゆる「梶浦語」と呼ばれる歌詞はどのように作るのですか? パッと閃くものですか? 実在の言語(仏語・独語等)をそのまま使っていることもあるのでしょうか?二つ絡めて。歌ものを書くときは、歌詞の一部があってメロディーを付けて、その後メロディーを完成させて残りの歌詞を埋める、というやり方が一番多いと思います。
詩先だと時々思ってもみないメロディーが出てくるのが好きです。メロディーが全て出来てから新たに歌詞を全て書き直す、という事もありますが。

梶浦語=造語の歌は、完全に同時進行で、メロディー歌詞一緒に出てきます。ほとんど自分でマイクに向かって一発歌ったそのままですが、違った効果を狙いたい時などは後で書き換える事もあります。何語「っぽく」響くように、と考えて作る事はありますが、実際の言語を織り交ぜてという事はありま……殆どありません(たまに、一音節くらい変えてあえて忍ばせる事はあるかもしれません)。作品に出てくる固有名詞をそっと忍び込ませてみたりする事などもありますね。

コーラスを入れようと思ったきっかけの作品はありますでしょうか?
コーラスは、アマチュアバンドの頃からがしがしに入れていたので……そもそも初めて作曲したのが合唱曲でしたので、作曲を始めた頃からウタモノにはコーラス有!が前提だったのかもしれません…。サウンドトラックにコーラス系の曲を、という意味合いでしたら、「noir」という作品で監督に「歌もの大歓迎です」とおっしゃって頂けて、「よーし、お姉さん歌ものがんがんに作っちゃうぞ~♪♪」と燃えたぎったのが初めでしょうか。

いつかライヴを演ってみたいと思う会場はありますか?
うーん、NHKホールかな、若い頃の憧れだったので。See-Sawで何度かステージに立たせて頂いた事はあるんですけれど、あそこでフルライブやりたいですね。

バンドに楽器を追加出来るとしたら、何を追加したいですか?
それは沢山ありすぎますが……フルート、アコーディオン、イーリアンパイプ、ハーディーガーディー、アイリッシュハープ、(以下略)可能性がありそうな所で言えばまずパーカッション?でも別段今の編成で不自由は感じていません。

インストライヴを、いつか演ってみたいと思いませんか? やってみたいという気持ちはありますが、今の所予定はありません。まだまだ歌有りモノでやりたい曲が沢山あるからかな。もしかしたら、今のメンバーでわいわいやるライブがとても楽しいから、というのもあるのかもしれません……♪。

男性の歌い手さんで、自分の曲を歌ってほしい人はいますか? 男性ボーカルの梶浦曲を聞いてみたいのですが この方に歌ってほしい!という歌い手さんはいらっしゃいますか。
Dietrich Fischer-Dieskauさんが私の永遠の憧れの歌い手さんです。もう歌手としては引退されてしまいましたが……。

いろいろなタイプの曲を書かれているなあと思うのですが、それはやはりサントラという注文を受けて書くスタイルのお仕事を続けたからでしょうか。それとも元から音楽の引き出しが多い方(ほう)だったのでしょうか?
音楽の引き出しは……あまり広くはないと思いますが(^^;)。もし少しでも多彩と感じて頂けたのだとしたら、そうですね。サウンドトラックのお仕事を通じて色々試行錯誤させて頂けた結果かと思います。

よくアイディア帳なんてものがありますが、 梶浦さんは道を歩いている時などにふと曲ができたときってどうやって残すのですか?
五線譜を持ち歩いていますので、人目もはばからずメモメモであります。

WFSのBLOOD1曲目のSayaの冒頭で聞こえてくる鈴の音は特別な鈴なのでしょうか? 今聞いてみました。冒頭だと、割と低い方でゴーン(コーン?)と言ってる奴ですか?だったらあれは梵鐘だと思います。その後でちりちり言っている奴は、多分アフリカのベルをちりちりやっているサンプルかと。

梶浦さんの作る曲には、変わった楽器の音が登場しますが、 ああ言った楽器の情報ってどうやって手に入れているのでしょうか? 最近なら、「ハンマーダルシマー」あたりです。自分の好きな曲に素敵な音色がして、「これは何だろう」と調べる事が多いですね。

愛読書を一冊教えて下さい。出来れば好きな理由も語って下さい!
「ほとんど記憶のない女/リディア・ディヴィス」 1ページにも満たない文章から少し長めの短編と呼べるものまで、統一感のありそうで無さそうな掌編集で、寝る前にぱっと開いたところをちらりと読むのに最適です。もうずっとベッドサイドに置いていますが、いつになっても飽きる事がないです。誰かの頭の中の思考の断片を覗き見するような感覚。ぼーっと今読んだ文章について考えていると、心地よく眠りへ……。そうなんです、この本、超個人的な感覚でしかないんだけど「音楽が無い」文章なんです。だから心地よく眠れる。「音楽がある」文章を寝る前に読んでしまうと、頭の中がうるさくて眠れなくなっちゃったり、今やりかけの仕事の妨げになってしまう事もあるけどそれが無い。文章のリズム感が無いとか、そういった悪い意味では決してなく……不思議に音や匂いがしない。絵画的でもない、どこか数式的な本。これまた個人的な感覚すぎて「はあ?」な感じで申し訳ありませんが、そんなところが好きなのであります。

曲作りの中で、あるメロディや音に対して初めから特定の楽器や歌姫の声をあてようと直感的に思われるのでしょうか?それとも、いろいろな楽器や歌姫達の声を聴く中で選ばれるのでしょうか?
この方に歌って貰おうと始めから当て書きする場合もありますし、メロディーが出てきて=「この人」と即決する場合も、あるいは数人の方に歌って頂いてから決める場合も、色々です。楽器の場合は、始めから楽器を想定してメロディーを書く事が多いですね。

長い歴史を紐解くCD収録曲の中で、「これはっ!」と真っ先に思い浮かぶ制作中のUKATUSな出来事を教えてください! ……(^^;)。そう大したUKATSUはないですよ。譜面やデータ忘れてスタジオ行ったり、間違えて違うスタジオへ行ったり、同じく間違えて前日にスタジオ行って誰もいない?となったり……。そんな、誰でもやりそうな事ばかりです。はい。(ご質問がUKATUSになってますよ……UKATU発見!)

the 4 tracks of Tsuki Movie you have given is too great so i just want to ask you that does in tsuki movie have you
given only 4 tracks,if you have given more tracks so when YOU(Yuki Kajiura) Are going to relese it.
あれはEDテーマ以外、映画全ての音楽を担当させて頂いたので、4曲だけではないですね。曲数は覚えていないですが、20曲程度はあったのではないかと思います。残りの曲のリリースの予定はありませんが……。

梶浦さんの曲はとても幻想的でオリジナリティーのある曲が多いですが、実際にデモテープが出来るまでの流れを教えてください! どういう作り方(機材や作業の仕方など)をすることが多いのでしょうか??
例えば「機材はMacとProTools」とか、曲作りの流れは「頭の中に浮かんだメロディーなどをいきなりMacに向かって打ち込んでいく」、「イメージを一度譜面におこしてから、Macに打ち込みつつ修正」とか…。
録音とシーケンスの機材は主にMac二台、片方がProtools専用、もう片方がDigitalPerformer(+ソフトシンセの大半)専用、です。曲作りの流れは本当に色々で、ピアノで弾いたメロディーからの事も、口ずさんだメロディーからの事も、楽器やループ、何らかの楽器のサンプリングフレーズのイメージから曲が出来る事も、好きな曲を聴いて「こんなリズムの感じでやってみたいな」と作る事も……。ただ、どんな曲にも始めに「いける!」と思う瞬間がある筈で、それがメロディーなのかリズムなのか何らかの楽器のフレーズなのか、そこはその曲にとってのキーとなるべき部分の筈なので、まずそこから作ります。「いける!」感って瞬発的なもので、思いついたときにすぐある程度形にしておかないと無くなっちゃうんですよね……。

……と言いつつ、作っているうちにそのフレーズが無くなって違うメロディーが中心になってしまう事もあるのでやっぱり何とも言えないかなあ…(笑)。

以前の日記で、曲のタイトルに合わせた果実酒を漬けてらっしゃいましたが、 今も漬けてらっしゃるのでしょうか? 実は最近漬けていないんですよね、お酒を飲む機会が実はかなり少ないので、作る勢いが飲む勢いを上回り、家が果実酒に侵略されてこれは自粛せねばと(笑)。そろそろ年数が経ちすぎたものは処分して、来年は梅酒くらいは復活させたいと思っています。

寝る前に必ずやる事とかありますか? 最近はルルド(マッサージクッション)でもみもみです♪ 後は、ベッドに入ってただ目を閉じて眠りを待つという事が比較的苦手なので、本や漫画を読みながらのながら寝が多いです。枕元のランプにoffタイマー付けてます。

梶浦さんは通販がとってもお好きなようですが、私は料理が大好きなのですが、キッチンツールでおすすめはありますか? 「レンジパートナー」ってご存知ですか?電子レンジで熱くなったお皿をつまめるプチ便利グッズ。マグネットでレンジ脇にとめておけるのでとっても使い出が良いのであります。おすすめです♪

民族楽器的な音色をよく使われていると思うのですが、どこの国の音楽が特に好きだということはありますか? そこまで民族音楽に詳しい訳ではないですが、北欧の音楽は特に好きなようです。いいなあと思って調べてみたら、北欧だったという事が多いです。あとは東欧も。

音楽家とシステムエンジニア以外でやりたい仕事はありますか? 刺繍職人、かな……漆器職人さんにも憧れます。音楽引退したら日本画を描いてみたいな~とも。

世界里山紀行、梶浦さんは番組中やそれ以外の里山に滞在して作曲してみたいと思われたことはありますか?またあるならどこに滞在したいですか? それは勿論行ってみたいと思いました。全ての場所に行きたくなりましたがやはり一番好きな北欧。実は北欧にはまだ一度も行った事がないのです。でも行かずに憧れの場所のまま取っておきたいという気持ちもあるかもしれません。

お決まりだけどやっぱり燃える、萌える、または泣いちゃう、好きなシーンとかモチーフのパターンってありますか? バスドラ四つ打ち始まると理屈抜きで燃えます。そんな奴でごめんなさい。

生きていてよかった~!と感じるときってどんな時ですか? ココア飲んでもポイフル食べても感じますが、自分でも割と悪くないかな~と思っていた曲を、素敵プレイヤーさん達にレコーディングで素敵グルーヴで奏でて頂き「やべーかっこい~」と悶えるときには特に感じます。はい。歌録ってる時は自分も結構必死なので、あまり感じる余裕はないですが(笑)。

戦士、魔法使い、僧侶、など自分がRPGの職業でよく選ぶのはなんですか? もー絶対戦士!伝説の剣は俺のモノだ!

人生で一番感動した瞬間ベスト3 1.ライブで皆様の暖かい拍手で迎えて頂いたとき
2.ライブで皆様の笑顔を見たとき
3.ライブで(以下略)
ライブ以外で感動しない訳じゃ決してないんですが、感動の質が違うんだと思う。感動した~!って声を大にして言いたくなる、明るい感動なんです(笑)。

LiveでSaintsを聞ける日は来ますか?!saintsはMadlaxサントラ収録の曲ですね。まだ予定はないですが、四人の歌姫達がいつか素敵に歌ってくれると思いますよ!

アルバム「Fiction」が大好きで、またあのような梶浦さんソロアルバムを出して頂けないかとずっと待っています。リリースの予定はありませんでしょうか?そうですね、いつか出したいなとは思っています。

夢の中でもいいから一度優勝してみたいスポーツは何ですか?
サッカー。栄光のゴールを決めて、「ぬおおおおお!」とグラウンドを走り回ってみたいです。

梶浦さんの製作環境に関心があります。メインのDAWはPro Toolsでしょうか?今回初期のサントラ音源が入っていますがこの頃にはもうDAWを積極的に使っ
ていらっしゃったのでしょうか?
今はProtoolsですが、noirの途中まではDigitalPerformerだけでした。一曲目のCamomile Teaの頃は……まだMs-DosにCome on Musicだったと思います(^^;)。ちょっと懐かしすぎる。

梶浦さんが今、一番行きたい所はどこですか?現実世界でも非現実世界でもどちらでも構いません。 締め切りの無い国……嘘です。締め切りがあるから出来るものだってありますしね。(その方が多いかも……)そうですね、温泉でまったりしたいかも(笑)。あまり夢のない答えですみません。

前回の梶浦ライブのゲストさん達がとても素晴らしかったのですが映像化されるご予定などはございますか? ごめんなさい、映像化の予定はないのです。

ついつい曲ばかりに目が(耳が)行きがちですが、曲のタイトルも一つの作品としてとても重要なファクターなのではないかと思います。 初期の作品にも梶浦さんらしいタイトルが刻まれているようにお見受けするのですが、タイトルをつける時の思い出や、裏話なんてありませんか? 特にサウンドトラックの場合は、CD化が決まって初めて曲にタイトルが付く場合も多いんです。実はWFSに収録されている初期音源も、今回リリースが決まって初めてタイトルがついたものも結構あります。東京兄妹の一部や、特に月のサントラ曲などは全て、今回はじめて「タイトル」を貰ったという事になります。こんなので裏話になるかな?

梶浦さんは、大抵、夜にお仕事をしていますか?どうして?夜の方が集中できますか?
外が静かだから、電話などの邪魔が無いから……色々原因は考えられますが、やはり暗いから、じゃないでしょうかね。なんと言うか暗闇には不思議なパワーがあるような気もします。光を待つパワーとでも言うのか。(そして実際待っていた光(夜明け)が来ると、これがまた焦るだけだったりする訳ですが!)

先日行われたkalafinaライブ、自分は2日間とも参加させて頂きました。両日とも感動と鳥肌の連続でした。 パンフレットにも載っていたように梶浦さんは3人に「課題」を課していたと思うのですが、梶浦さんから見てあのライブでの課題の出来は100点満点中どのくらいに感じられたのでしょうか?
私は課題を出しただけで、採点はしていません。「何%達成したと思う?」と歌い手さん達に聞いて、その答えを貰いました。その自己採点と100%の間の数値を、次のライブまでにどうするかは本人達の問題だと思っています。

梶浦先生のところの「All arrangement & programming」、 この二つの工程(?)が「作曲する」という行為をさすのでしょうか。 それとも、Guitarなどと同じく「演奏する」ことなのでしょうか。
また、「Recording engineer」と「Mixing engineer」とは、 具体的に何をする人のことですか。 タイトルによっては一人の人が両方を兼ねていたり、 どちらか片方しかいなかったり、不思議です。 曲は、誰が何をしたところで「完成」するのでしょうか。

Arrangement、programmingは作詞作曲出来上がった後の行程ですね。曲のアレンジは、どんな楽器を入れるか全体をどんな「音」にするか考える、いわば既にあるメロディーの「彩り」の部分、アレンジ次第で曲の印象は様々に変化します。programmingは主に生楽器以外のシンセパート、いわば「打ち込み」と言われる部分を作る作業、アレンジの一部と考えて頂ければokだと思います。「Recording engineer」は、楽器の録音をする時に録音作業を行ってくれるエンジニアさん。(エンジニアさんがどう録るかによって楽器の音も変わります)「Mixing engineer」は、最終的に全ての音を録り終わった音楽を「Mix」する人の事です。mixは、各楽器の音の音質や、ボリュームのバランスを決めたり、音にエコーなどの効果をつけたりして、最終的に全ての音のバランスを取って一つの音楽にまとめる作業と言えばいいでしょうか。(なので、録音もMixも同じ方がやった場合は両方を兼ねたクレジットになります)CDにする為にはこの後にマスタリングという作業がありますが、Mixをしたところで曲は「完成」すると言っていいと思います。マスタリングは、「完成」した音をCDという形でより良く聞いて頂く為の最後のお手入れ、といった所でしょうか?

初めまして。私もピアノ弾きなのでやはりピアノの音が気になるのですが、この曲は生楽器で録音された、というものや逆に拘ってハード音源やソフト音源で音作りされて印象に残っている作品などありましたら是非教えて下さい。
そうですね、基本的にピアノは生がいいなと思います。ぜんぜん印象が違いますものね。世界里山紀行のピアノは柔らかく仕上げたかったので、生中心です。ただ、たまに例えばですが、ピアノでオクターブメロディーを、打ち込みものの上に弾いたりする場合、固い打ち込みの音をあえて使う場合もあります。色々ですね。……勿論、全て生で録りたいけれど、ご予算が許さないので打ち込みピアノが中心になる、という事もあります(^^;)。

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