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3daysライブの「お祭り的」追加公演「Yuki Kajiura LIVE vol.#9 “渋公Special”」レポート!
9月27日 11:19 更新

──今回のライブ「Yuki Kajiura LIVE vol.#9」のテーマを教えてください。

梶浦「テー マは、もう完全に「たくさん曲をやる」ということです。ライブをやるたびに、あれもやりたい、これもやりたいと悩んでいたのですが、数百曲、ひょっとした ら千曲くらいはいっているんじゃないかなという楽曲の中から何を演奏するのか、というのが非常に厳しい選択だったんです。日本語の曲もやりたいし、インス トゥルメンタルもやってみたいし、英語、造語の曲もやりたいしという悩みを、いっそのこと分けちゃおうと。3daysということで、三日間で同じ曲をやら ないライブというのを企画しました。
最初にライブの企画を組んだ時は、今日のライブは入っていなかったんです。それでどうしようかと考えて、ある意味お祭り的、千秋楽の三日間ごちゃまぜライブにしようということで。今日は総打ち上げみたいなものですね」

──3daysのコンセプトを歌い手の方々に伝えた時は、どのような反応だったのでしょうか?

梶浦「歌い手さんというよりも、今回はバンドさんが死ぬほど大変で(笑)。歌い手の4人は、今回初めて3日間の 真ん中の日(2日目・インストゥルメンタルデー)がお休みだったんです。いつもの「Yuki Kajiura LIVE」だと、4人の歌い手さんが前にドンッと立って始まるのが基本だったのですが、今回初めて4人とも出ないという日を中に挟んだので。でもバンドの みんなはフル出演ですから。そういう意味で、歌い手さんは今回、楽そうでしたね(笑)。
今回は「ドSライブ」と呼んでいます(笑)。終わったから楽しかったと言えるんですけど、3日間で60曲以上というのは初めてですし、みんな頭の中に60曲はなかなか入らないというのがよくわかって。リハをやっている時は、バンドメンバーみんなが大変そうでしたね」

──本日の「ごちゃまぜライブ」ですが、これは入れたかったという曲はありますか?

梶浦「『lotus』という曲は、元々は今回ゲストで出演してくださる戸丸華江さんがオリジナルで歌っていた曲 なんです。普段のライブでは他の歌い手さんで披露していたのですが、今回はオリジナルの歌い手さんが歌ってくださるので、その曲をセットリストに入れまし た。元々は彼女の声のために書いた曲ですので、戸丸さんの声でお届けできるのは嬉しいですね」

──ニューシングルも発売され、3daysの初日にも披露されていましたが、ファンの反応などはいかがでしたでしょうか

梶浦「今までは新曲を出しても、すぐにライブで披露できないことがありました。今回も初日には披露しましたが、 2日目、3日目にはできませんでした。多分聴いてくださる方々も、出したばかりのシングルを今回コンセプト的に「聴ける」というのが、喜んでいただけるの ではないかと思います」

──シングルのカップリング曲『eternal blue』ですが、発表自体は1年ほど前で、ライブでも何度も披露されている楽曲でした。ようやく音源としてリリースできた、といった感じでしょうか?

梶浦「そうですね。カップリングをどうしようかという話になった時に、新しい曲を書いてもいいんだけど、せっか くゲーム(PSP用ゲーム『戦律のストラタス』)で使っていただいていますし、ライブでも2、3回は披露していましたし、CDで出してくれという声も随分 いただいていましたので、じゃあせっかくだからこれにしようと。『Distance』との相性もわりといい曲でしたので、それでやっと収録できることにな り、嬉しかったですね」

──新国立劇場での3daysで思い出に残ったことは?

梶浦「2日目は、いつもの歌姫を全く出さないという、私たちにとっても冒険でした。どういうことになるのかなと 思っていたのですが、演奏していて非常に手ごたえがあったのと、立って騒ぐようなライブではなかったのですが、(ライブ終了時に)皆さんがスタンディン グ・オベーションをしてくださったことに感動しました。こんなマニアックなライブでも、音楽としてきちんと聴いてくれる、いいお客様に恵まれているという ことが、とても嬉しかったです」

──ありがとうございました!

(文中敬称略)(佐藤圭亮,OH編集部)