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劇場版「空の境界」の世界を彩る梶浦由記プロデュースの新ユニット“Kalafina”の歌姫、Wakana&Keikoのインタビュー到着!

2008-07-17 12:00

Kalafina解禁。梶浦由記プロデュースの新ユニットKalafinaがとうとうボーカリストの正 体を明らかにした。Wakana、Keiko、Maya、Hikaru。4人の歌姫たちは新シングル「sprinter」のビデオクリップにその姿も現し ている。はたして歌姫たちの素顔は? そして、梶浦由記の目指しているものとは? KalafinaのボーカリストWakanaとKeikoのふたりにお 話をうかがった!

(左より、Wakana、Hikaru、Maya、Keiko)

――まずは、おふたりがKalafinaに参加された経緯をお教えください。

Wakana 私は以前梶浦由記さんにFictionJunctionのボーカリストとして起用していただいたのですが、Kalafinaプロジェクトでは、オーディションを受けてメンバーになりました。
Keiko 私も以前にFictionJunction KEIKOとして歌わせていただいたのですが、それがきっかけでKalafinaのオーディションに参加して、メンバーになりました。

――Kalafinaとして活動をはじめてみて、ご感想はいかがですか?

Keiko  Kalafinaは梶浦さんの新しいプロジェクトとして誕生して、その最初の試みが劇場版「空の境界」にあわせて楽曲を展開していく、というコンセプト なので、本当に梶浦さんの作る楽曲が「空の境界」の世界にぴったりと合っていて、作品を拝見したときに鳥肌がたつ思いをしました。
Wakana  「空の境界」の謎めいたイメージの中で私たちも歌わせていただいていています。「空の境界」の世界観と、梶浦さんの音楽ってすごく近いものがあるので、私 たちも曲に入りやすかったですね。あと、FictionJunctionで歌っているときよりも、梶浦さんがそばにいるような気がしています。不思議な感 じです。
Keiko そうですね。FictionJunctionでは、私たちは歌い手として参加している感じでしたが、今回は梶浦由記プロデュースということで、より深く梶浦ワールドに参加している気持ちがあります。

――最初はKalafinaのボーカリストの名前が伏せられていて、謎めいたプロジェクトという印象でしたが。

Wakana そうでしたね。誰が歌っているかわからないという試みでした。
Keiko まずは楽曲の力だけで勝負したかった、ということもありましたね。そして、その後皆さんからの評価もいただけたので、今回はKalafinaとしての新たな展開を図ることができました。

――いまのところKalafinaの歌姫は4人発表されていますが、最初の3曲「oblivious」「君が光に変えて行く」「傷跡」はWakanaさん、Keikoさんのおふたりが歌っているのですよね。

Keiko そうですね。二人が曲の中でリードボーカルを交代したりしているので、ソロパートもあれば、コーラスもあります。
Wakana 曲のなかでいくらでもリードボーカルがチェンジする感じです。「oblivious」のときはまだ私たちの名前が発表されていなかったので、全部Keikoが歌っているんじゃではないか、と思う人もいたみたいですけど(笑)

――おふたりから見て、それぞれの印象はいかがですか?

Keiko Wakanaは、歌声が女神様のようです。聴いていて「女神かよ(笑)」って思ってしまいますね。透明感のあるパワーボイスといったら、Wakanaです。
Wakana  Keikoは、まさしく私にはない声の持ち主ですね。ジャズ音楽などにぴったりの低音で、すごく説得力があると思います。それと、すごくパフォーマンス が上手で、ビデオクリップを見ていただければわかりますが、すごく自分の見せ方が上手だなぁと思います。Keikoといると、いつも勉強になりますね。

――おふたりのほかにも、MayaさんとHikaruさんが現時点で発表されていますね。

Wakana 本当にそれぞれ個性が違います。Hikaruはすごく表現力が豊かで素敵です。Mayaは力強くて大人っぽい歌声です。
Keiko メンバーそれぞれ個性が強くて、タイプの違うアーティストなので、ひとつの楽曲で4人の声が重なりあうと、すごくおもしろいです。
Wakana ビデオクリップの撮影が4人揃ってのはじめての大きい仕事でした。7月31日(木)には「Yuki Kajiura LIVE VOL#2」で初めて4人でのライブを行います。それが4人そろってのKalafinaの初お披露目になります。
Keiko ぜひ遊びにきてほしいです。

――シングルの「sprinter」は4人の声が入り乱れる入魂の楽曲ですが、最初の印象はいかがでしたか?

Wakana  とてもとても格好いい曲だと思いました。ものすごくロックで疾走感がある。でも、ものすごく切なくて刹那的でもあります。歌詞を読んだときに、明るい世 界と暗い世界、2つの世界が同時にあるなと感じました。この曲を聴いていただいた皆さんがどう感じるのか楽しみにしています。
Keiko  「sprinter」は制作段階から大好きな楽曲でした。ロックテイストで、ガンガンに歌いたい楽曲だったのです。私とWakana、Maya、 Hikaruの4人で重なり合いながら、歌う部分がとてもスリリングになっています。ライブで歌ってみたい曲になりました。

――「sprinter」の4人のパートは、かなり複雑な構成になっていますね。

Keiko 4人それぞれが歌うパートについては、梶浦さんの中では制作段階からあるようです。
Wakana それが、すごいと思います。それぞれ個性の違う歌声の私たちを、制作段階からイメージされている。
Keiko  毎回のレコーディングが本当に楽しみです。レコーディングの時に渡される譜面を見て「なにこのフレーズは?」っていう部分があったりします。なので、い つもどんな楽曲に仕上がるか歌っている段階では想像できない点もおもしろいですね。自分たちで歌っていても、4人の声が重なりあった完成形を聴くと、毎回 驚きがあります。

――じゃあ、みなさんの声を録音してから、ある種、梶浦さんの中で、より完成形が見えてくるのかもしれませんね。

Wakana  最初のシングル「oblivious」のあとに「Re/oblivious」というリミックス版がでたのですが、映画のBGMなどどんどん色々な音が加 えられていて、さらに刺激的になっていました。梶浦さんは楽曲をどんどん成長させていく力があると思います。

――「sprinter」のカップリング「ARIA」はどんな印象ですか。

Wakana 「ARIA」は極上のバラードですね。悲しいけれど訴えかけるような強さがある。メインを担当しているのはHikaruなのですが、彼女のまっすぐな声がとてもこの楽曲になっています。

――おふたりから見た、梶浦さんはどんな方ですか?

Wakana やぱり、すごい人です。月並みな言い方かもしれませんけど天才なのではと思います。天才なんですが、普通の感覚を失わない人。それとかわいい人かな。
Keiko  私から見ると、すごくお話がうまい人。音楽家なのに、伝えたいことを、しっかりとことばで説明できる人。ライブの時のトークもうまいですし。ただ、一緒 にいて感じるのですが意外とおっちょこちょいな一面があります。天然っぽいというか(笑)。……それとですね、梶浦語というものもあって。

――梶浦語?

Wakana 歌詞に、梶浦さんのオリジナルのことばがあるんです。
Keiko 歌詞カードには書かれることのない、歌詞というか、呪文みたいなことばがあるんです。私たちも最初見たときはびっくりしました。
Wakana でも、意外と覚えやすいですよ。

――たしかに、梶浦さんの楽曲にはいろいろな梶浦語が混じっているというのは有名ですよね。ネット上でも話題になっています。

Keiko 耳になじんでくると、一生忘れられない感じのことばです。今回のKalafinaの曲にも当然入っていますが、あの梶浦語を歌うと不思議と色々なシーンを思い出すんですよ。なんというか、「におい」のようなものを感じることばです。
Wakana ぜひ、梶浦語を耳で聴いて、覚えてもらいたいです。そしてライブで観客のみなさんといっしょに歌いたいですね。

――ちなみに梶浦語には意味があるのですか?

Keiko あります。絶対にあります。多分……
Wakan でも秘密です。Kalafinaは謎のユニットなので(笑)。
Keiko ぜひ、梶浦語にも注目してください。

――最後に「sprinter」の聴きどころをお教えください。

Keiko やはり幾重にも重なり合う4人の声です。どんどんとメインパートを歌う人が変わっていくところを聴いて下さい。曲が進むにつれ複雑なメロディになっていきますので、聴く人によって、引き込まれるポイントはそれぞれ違うと思います。
Wakana やはり劇場版「空の境界」に向けた楽曲なので、ぜひ、劇場の音響の中でも聴いてもらいたいです。劇場で聴くと、CDで聴くのとは全然違う感動があると思います。ぜひ、劇場でも「sprinter」を楽しんで欲しいです。

(画面左・Wakana,右・Keiko)

<プロフィール>
Kalafina●からふぃな/梶浦由記の新プロジェクト。最初のメンバーはWakana、Keiko。本作よりMaya、Hikaruが加わった。