VICL-60906 | September 21, 2002 Soundtrack 20 tracks [Click to Enlarge] |
Music: Yuki Kajiura
Lyrics: Yuki Kajiura
Arrangement: Yuki Kajiura
Vocals: Emily Bindiger (1, 4, 17, 18, 20), Yuriko Kaida (13, 19)
Electric guitar: Susumu Nishikawa (1, 4, 11, 20)
Acoustic guitar: Masayoshi Furukawa (6), Koichiro Tashiro (9, 17)
Percussion: Ikuo Kakehashi (9, 17)
Accordion: Yoshiaki Sato (6)
Violin: Hitoshi Konno (8, 10, 16)
Piano: Masato Matsuda (2, 10, 16), Yuki Kajiura (12, 19)
Violocello Ayano Kasahara (2, 8, 10, 16)
Oboe: Masakazu Ishibashi (石橋雅一) (2, 9)
Saxophone: Genji Sawai (沢井原兒) (4, 20), Kazuhiro Takeda (13)
Musicians coordination: Fumio Takano (高野文男)
Tracklist
- open your heart
- smallest delight
- labyrinth
- in the land of twilight, under the moon
- in your mind
- bear
- echoes
- cyber-slum
- strangers
- where you are
- limits
- broken wings
- mimiru
- useless chatting
- secret project
- say goodbye
- to nowhere
- end of the world
- das wandern
- open your heart ~reprise
Liner Notes
「open your heart」
ー初出函第17話c-28〜c-45> | とりあえずダンジョンで恐攻略しに行こうか」。人との関わりを 嫌いアクセスしたはずの「The World」で、司はミミルによって、次 劉ーUエ確実に変化していく。そして、晶もまた、クリムによって、 睡衣の騎士団の長で偲なく、個人として持っている本来の気持ち ー素直になっていく。心を開き、自由にリミディアムテンボのリス ムに乗り繰り返されるメロディは、いつしか、残つも重ねられた快 *下*バートーリエいく、
「smallest delight」
<初出。第16話c-8〜c-13> –
死を経験した司の復活を喜び、LOGOUTできるようになったら「下 北沢へ行エう」と誘うミミルリ価のユーザーがあまり利用しない 面eldで屈託なくお喋Wに興じリとする態度からも、その婿しさほ 何事にも勝るものだったに違いない。ピアノとオーボ工によるイン トロ、その後加わるチェロによる温かな音色とメロディーラインは、 麗し込歴国映園リ巫の光と共に、穏やかな安らぎと宏 塔感を感じさせてくれる。ミミルの屈託ない悦びがそのまま表され ているような楽曲だ。
「labyrinth」
|The World」の世界観の中でも、都市部(ルートタウ
ン)から離れた辺境の地震岩だらけの山道、草木が生い
茂る遭跡、陽射しが入らない迷宮。バグパイプのソ口から
始まり、民族楽器のような音色を多く取り入れた楽曲から
■リ設歴入歴入墜ない、そんな土地をイメージさ
「in the land of twilight, under the moon」
リ。
<初出:第18話c-8〜c-10> 黙認と好意によって維持されてきた紅衣の騎士団。それは、 二A世界でリ異端の存在である、バージョシ違いはあるにしても同じ楽曲から引用されるフ レース園騎士団を解散させ一介のプレイヤーに戻った扇の旅立ちを追うように、幾度とな K繰り返し使われていく。そして、ラストシーン。晶は、騎士団を創設した理由=個人では成 し得なかった過去を胸に、 好意の裏側に潜んでいた感情に個人として立ち向かっていく。 そ の姿を、初めて完成型としての楽曲がサポートするリ力弱き者がら、意志強き者へリ品は変 わっていけるのだろうか。 |
「in your mind」
<初出。第9話G-7-C-16>。
■ 仮タイトルリ煙した大地」。初出となった第9話だ けでなく、その後リ第10、12.13話と、砂漠タイプのフィー ルドでクリムとETが落ち合っているシーンで使われた。 本来ほ口ケーシ目ン=舞台環境をイメージさせる楽曲とし で用意されていたが、その使われ方からは、環境としての *丁* ポ。
「bear」
<初出:第2話c-175〜c-183>
エコーディオンとアロースティック・ギターの軽快な調は、 釜エさぇ水の都ぺEスやフラメンコといった明るく部やか なイメージが強い。だが、労働者階級の楽しみとして、また 派芸人の楽器としての役割が大きかった歴史的背景を 考えると、その音色から哀盤のイメージを拭い去ることは。 エぎないリ初出となった第2話で使われたス口ー バ二ジョンで大きく感じるエとができる。ゲームがクリアで ぎないからと、何度。リセットを繰り返していた若い頃の自 分を思い出すぺアリ直接的な挫折ではないが、今思えば 三度と繰り返したKはない出来事なのだろ エ
エ
「echoes」
<初出:第2 ゆっくりとし 使い始めた リれ偲、第4話で示された『アクセス制限をしたに恋関わらず居続けている」司の驚慢すべき現状なのだろうか。また第10話では、 ETが親としで悩むベアに「司との関わ0川リの代償行翠ではないか」と疑問を投げかける場面で使われ、物事には表層と深層の *シエ いることがわかる。
–
「cyber-slum」
不穏な空気をかもしだすヴォーカルから始まり、重く響く リスムセクションと不安を感じさせる弦の響きが、深く静かに
るしでジワジワと身体の奥底に入り込んで行く。後半に入り 二転しエVイデンボに変わるが、そこに待っているのほ焦り と苛立ち漂ラストに鳴る鐘の音は、ステージをクリアできた。 極福なのか、それともバッド工ンド –
strangers.
畿つもの弦楽器とオーボ工、そして素朴なドラムで奏で られる楽曲からほ園落ち着きと素養を持つ、簡素な生活様 武での暮らしが連想される。だが、親子という概念を持たな The World. では、そこに子供たちのはしゃぐ声や、それ をたしなめた仇笑顔で見つめる大人たちはいない。風貌は リ全てのキエラクターがある程度成熟した大人により フレイリているのだ。純粋な心を持つ子供のようなリ クターはそこにはいない。
where you are
そのシンプルで軽やかな音色は、やわらかな陽射し が照らすフロアで演奏される室内楽を連想させ、多 ○のプレイヤーが『The World」を楽しんでいる、本 緊あるべき平穏なゲーム世界を表している。ー瞬 広リが選初出となった第4話では、そんな主人公 以外のプレイヤーの三面が、また第21話では、ミミル・ ベア・品のパーティが魔法陣から出現したモンスタ 二と戦うという、やリゲームらしい場面で使用され てい いる。
broken wings
<初出園第22話c-25〜C-31> –
自分の意志を代弁し、同時にゲームキャラとしてレベル 低い自分を守護していた紅衣の騎士団を解説した品が、 自身を自分の言葉で語る第22話が初出。品が持つ純粋 なまでの優しさと、純粋な優しさを信じていたい心の弱さ、 ーの二面性をカバーする「fake wings」のピアノソロバ 二ジョンリ心を和速せるピエアな音の響きの中に、かすか な悲しみを感じるエとができる。この楽曲が録音されたの リ7月半リ実リリミナリディー楽曲のレコーディングの遼 国、出掛けだSIGNのアフレコ現場で、その画面から何か を感じた音楽プロデューサーの野崎さんが「必ず必要に なる」と、急遽レローディングすることが決まった。このア ルバムにとってリさに出来なてホヤホヤの楽曲になる。
「limits」
■プレイヤーが感じている「The World」を体現する
エスティックなら、シンセサイザーを前面に出したこの楽 曲リネットゲームを作匹出した電子社会を表す代表曲だ ろう、ハイデシリで置を農重にも混在させた構成は、一般ユ 二ザーでは立ち入れないプログラムの奥底に隠れた闇を。 クイズのような音の世界でただひとつ響くクリアな単音は、 ーんな闇に紛れ込んでしまったユーザー・司を表しているの かもしれない。
「mimiru」
<初出:第10話c-82> – – 初出となった第10話では、わずか1フレースだが、ミミルがA-20に司を「友達だもん」と言う、じつに 印象的なカットで使われた。第13話では、珍しく自分からミミルを誘った司が何かを話そうと努力する、 やはりミミルが司との関係をより良く感じているシーンで使われている。この2つのシーンでは、共にヴォ 二カルバ二トだけを抜き取ったバージ目ンが使用されているが、原曲にある楽器たちのメロディーライン リオ二カルに負けず明るく、ミミルが感じている“小さな幸せ”をより大きく感じさせてくれる。
「useless chatting」
ー初出困第8話C-191~c-207> 第8話では言葉巧みにやりと ルをエるミミルと楚良、第13話で は居留守を使う銀漢などのシー シエ使われている。仮タイトルほ 「平気でウソをつく人々」。ギシ リシと鳴る違和感は感じるものの、 露れが天人故の技量だとも言う かのように、あくまでも軽やかな デン示で吐き出されるウソ。それ が悪意から出たものであっても、 ちリーとした悪恋ざけやお遊びだ。 としても、そのBGMとして同じ楽 曲が使われているのが面白い。
「secret project」
話c-222~c-250> 緩やかでも軽快でもないテンポ、またストリングスの高低差のあるメリデイラインは、何かに急がされているような立ち止まっ
ー – * *
ていてはいけない不安感を抱かせる。初出は、Eの物語に関わっていく司以外のキャラクターが初めて集まった第3話 感じていた「彼。また被害者なのかもしれない」という感覚が、事件の真相を究明していくこの物語の方向を位置づけた。また 第13話では、司のリアルでの現状を知ってしまったミミル、第15話では、“データから再生された司の自我”に対して不安を抱く ミミル・ベア・島、また第17話では、紅衣の騎士団解散への。新たな不安材料が提示される度に使われる印象的な楽曲だ。
罠 。
「say goodbye」
ー初出函第15話C-145~c-151>
ピアノ、バイオリン、チェロという3つ の楽器だけでの編成は「whereyouare」 と同じだがエのX口ディから受ける印 劉リるで正反対だ。その哀懲としか いえない弦の遷きは、第15話、「key of ühe twIght」を手に入れるため裏切り に近い行為を再び行ったことでミミルと 会い難KなってしまったBTの心情を的 確に表しているリた第16話でも、死を 傑験した司に「どんな感覚なのか」問 いかけてし理うETの不安、そして自分 が行ってきた行為への住びしさを強調 している。
「to nowhere」
– 乙初旺第16話c-98~c-133> –
初出の第16話で園紅衣の騎士団の長という立場を担 う品に、きつく当たるETのシーンで使用された。何かを得る リー他の便がを失う必要はないが、自分では認識してい ない何かが新しい物を得るために邪魔になってしまうこと (リ多分にあるエとだろう。それが晶にとっての騎士団なのか リれとリ心から暴言を吐いてしまったBTのプライド
なのか、現時点では推測の域を出ることはない。
「end of the world」
堅初出隧第15話竺112~c-133> – 第15話で、扇の胸に手を当てた司が感じることのなかった鼓動。それに変わるかのように 始まるイントロが印象的な楽曲。ピアノと対になるように、異なる2つ目の楽器でも奏でられ 旋律は、次第に司へ心を許し、同調していく品の心の動きのようにも感じられる。そして、 豔高ó問麼丑雷霆時、功才一力瓜分樂曲e膨熒心另瓜」 を与える。単独では、悲しみに満ちたメロディだけが印象に残る楽曲だが、映像に重ねられて みると、暗やみの中微かに輝く光、崩壊する壁の向こう側に見える道を暗示させるイメージが 浮かんでくる。
「das wandern」
<初出園第2話C-186〜C-202>
眠り続ける少女アウラの浮かぶ部屋に辿り着いた司は、あくまで リ穏やかで優しい”声”に語りかけられる。誰にも邪魔をされず、誰に も関わらず、司が居られる場所。そこで司が得るのは心の安らぎなの だるうか。初出となった第2話ではピアノだけのバージョンが、第4話 でリローラスが入ったバージョンが使われ、美しい色に輝くアウラのイ メージッシグのようにも感じられる。 –
「open your heart ~reprise」
o ■之初旺第sg話c-1~c-4。 ギターを前面に出し、サックスなどよ 2多くの楽器と新たなコーラスパートを 加え、より壮大なイメージに仕上げたこ [open your heart] バージ目ン違い、初出となる第19話では、 吻オ二カル部分のみが使われ、時を忘れ 互いの心を通わせる司と島を静か っている。