This is purely for Archiving purposes, original source is the Zaregoto official site
Zaregoto Kubikiri Circle Special Interview of Sound Director Yota Tsuruoka (鶴岡陽太) and composer Yuki Kajiura (梶浦由記)
Q: お二人は『魔法少女まどか☆マギカ』以来のタッグとなるわけですが、久しぶりにお会いした感想を教えてください。
鶴岡 『まどか☆マギカ』テレビシリーズから劇場版までの間に梶浦さんとはたくさん打ち合わせをする機会がありましたので、久しぶりではありましたが、戸惑うようなことは全然ありませんでした。
梶浦 そうですね。もう何度もお目にかかってますのでサクサクといった感じで。お会いしてすぐに「音楽どうしましょうか?」みたいな話を始めていましたね。
鶴岡 お互いにどういうやりとりをすればいいのかが、なんとなく把握できていましたから、打ち合わせは非常にスムーズに進みました。
Q: 鶴岡さんは『クビキリサイクル』で梶浦さんに、何曲くらいの劇伴を発注されましたか?
鶴岡 28曲です。
梶浦 想像していたより、かなり少なくてビックリしました。
鶴岡 でもひとつひとつの曲のシーケンスは長いんです。しかも『まどか☆マギカ』と同じく、楽しい音楽が片手で数えられるくらいしかない(笑)。
梶浦 今回いただいたメニューにも楽しい曲はほとんどありませんでした(笑)。
鶴岡 難しい作品の音楽で、さらにバリエーションを狭めた28曲なので、なかなかヘビーなお願いだっただろうなと思います。
Q: 音楽の制作はどのようなアプローチで進められたのですか?
梶浦 初めはちょっと現代的な雰囲気の弦で攻めてみようかなって思ったんです。実際打ち合わせでもそんなお話をさせていただいてたんですが、いざ書いてみたら結構くどくて。もっとデジタルな方が合うんじゃないかなと思ったんです。そこでメインの何曲か作った後に方針転換して、割とアンビエントっぽい曲を増やしていきました。今回はちょっと今まであまりしなかったようなことにも挑戦してみたので、「大丈夫かな」と若干不安な気持ちもあるのですが。
Q: 作曲作業中で苦労されたことはありますか?
梶浦 私は作曲の作業中、途中で詰まると実際にセリフを自分で口に出して読んだりすることが多いのですが、今回も悩んだところでは自分でセリフを音読しました。「このセリフはだいたいこれくらいのテンションなんだろうな」みたいに想像することで、「この音楽じゃ複雑すぎるな」みたいなことが具体的にわかったりするんです。でも今回は作品の性質上どのキャラクターのセリフもテンションやテンポ感がなかなか想像しにくくて。作業自体は面白かったんですけど、結構苦労することにはなってしまいましたね(笑)。スペシャルインタビュー
Q: お二人は『魔法少女まどか☆マギカ』以来のタッグとなるわけですが、久しぶりにお会いした感想を教えてください。
鶴岡 『まどか☆マギカ』テレビシリーズから劇場版までの間に梶浦さんとはたくさん打ち合わせをする機会がありましたので、久しぶりではありましたが、戸惑うようなことは全然ありませんでした。
梶浦 そうですね。もう何度もお目にかかってますのでサクサクといった感じで。お会いしてすぐに「音楽どうしましょうか?」みたいな話を始めていましたね。
鶴岡 お互いにどういうやりとりをすればいいのかが、なんとなく把握できていましたから、打ち合わせは非常にスムーズに進みました。
Q: 鶴岡さんは『クビキリサイクル』で梶浦さんに、何曲くらいの劇伴を発注されましたか?
鶴岡 28曲です。
梶浦 想像していたより、かなり少なくてビックリしました。
鶴岡 でもひとつひとつの曲のシーケンスは長いんです。しかも『まどか☆マギカ』と同じく、楽しい音楽が片手で数えられるくらいしかない(笑)。
梶浦 今回いただいたメニューにも楽しい曲はほとんどありませんでした(笑)。
鶴岡 難しい作品の音楽で、さらにバリエーションを狭めた28曲なので、なかなかヘビーなお願いだっただろうなと思います。
Q: 音楽の制作はどのようなアプローチで進められたのですか?
梶浦 初めはちょっと現代的な雰囲気の弦で攻めてみようかなって思ったんです。実際打ち合わせでもそんなお話をさせていただいてたんですが、いざ書いてみたら結構くどくて。もっとデジタルな方が合うんじゃないかなと思ったんです。そこでメインの何曲か作った後に方針転換して、割とアンビエントっぽい曲を増やしていきました。今回はちょっと今まであまりしなかったようなことにも挑戦してみたので、「大丈夫かな」と若干不安な気持ちもあるのですが。
Q: 作曲作業中で苦労されたことはありますか?
梶浦 私は作曲の作業中、途中で詰まると実際にセリフを自分で口に出して読んだりすることが多いのですが、今回も悩んだところでは自分でセリフを音読しました。「このセリフはだいたいこれくらいのテンションなんだろうな」みたいに想像することで、「この音楽じゃ複雑すぎるな」みたいなことが具体的にわかったりするんです。でも今回は作品の性質上どのキャラクターのセリフもテンションやテンポ感がなかなか想像しにくくて。作業自体は面白かったんですけど、結構苦労することにはなってしまいましたね(笑)。