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Wakana、Keiko、Hikaruの3人が紡ぎ出す美しいコーラスワークと、数多くの作品やアーティストに楽曲を提供している作曲家・梶浦由記による幻想的なサウンド。その両者が融合することで生み出される、唯一無二のサウンドで高い人気を誇るヴォーカルユニット・Kalafina。
劇場版アニメ『空の境界』の主題歌や、アニメ『黒執事』シリーズのEDテーマなどで、海外でも高い人気を誇る彼女たちが、12月17日、台湾の都市・台北にある「Legacy Taipei傳」内「音樂展演空間」にてワンマンライブ「Kalafina LIVE 2010 “Red Moon” in Taipei」を行った。
今回は、ライブ・フォトと公演前後のコメントによる最速レポートをお届けしよう
台北での公演は今年2月26日に開催された、「Kalafina LIVE TOUR 2010 in Asia」初日に訪れて以来2度目となるKalafina。
今回は台北でもリリースされた2ndアルバム『Red Moon』を携えてのライブということで、ライブ前の3人も、
Wakana「新しい曲を皆さんにお届けするのがとても楽しみです。今回は新曲に加えて、前回歌った曲もたくさん歌うので、前回見てもらったお客さんにはノリ易いんじゃないかなと思います。初めて来てくれた方も、自分のスタイルで楽しんでもらえたら幸いです」
Keiko「前回は『空の境界』の主題歌のような、作品の力の大きさを感じながらのライブでしたが、今回は2ndアルバムを携えてのライブということで、今までにないアニメソング以外のKalafinaも見せられると思います。新しい楽曲はすごくライブ映えする曲ばかりなので、そのパフォーマンスを会場で見せられたらなと思います」
Hikaru「ライブで注目して欲しいところは、前回と違う衣装です。Kalafinaは衣装にも力を入れています。今回は『Red Moon』のジャケットの衣装を模したものを着ているので、そちらにも注目していただきたいです」
とリラックスした様子ながら、多くの新曲を海の向こうのファンに発表できる事が楽しみで仕方がない模様だ。
[Kalafina_tapiei03] [Kalafina_tapiei08]
■台北のファンと一緒になって燃え尽きた、熱狂のライブ!
今回のライブは先にも述べたとおり、2ndアルバム『Red Moon』を携えてのライブということで、新曲を中心としたセットリストでの公演となった。
[Kalafina_tapiei12] Wakana「台北の方は、思ったことを素直に表現するのがうまいと思いました。また、勇気を出して日本語で話しかけてくれたりとか、そういう姿勢に胸を打たれたので、私たちも歌で気持ちを返そうと思いました」
と台北のファンに感動したエピソードは、メンバーの口からもライブ前に語られていたが、その言葉通り、国境、人種、言語、思想などの壁を、歌の力で軽く飛び越えるような感動のステージが繰り広げられた。
■飛躍の2010年、そしてさらに羽ばたく2011年に期待!
熱気に満ちたライブ終了後、3人はいまだ興奮覚めやらぬ様子で、この日のライブの感想を語った。
Wakana「みんなに会えるという期待が大きいあまり、あっという間に今日を迎えたので、ライブの時間もあっという間でした。この時間をみんなで過ごせたことはすごく幸せでしたし、次の台北ライブもきっともっと楽しいものになると改めて感じた、とても幸せなライブでした」
Keiko「2回目の台北ライブだったので、みんなが「おかえり」って気持ちで迎えてくれたのがすごく嬉しかったです。そして、みんなと一緒に歌ったり、一緒の時間を過ごせて幸せでした」
Hikaru「2ndアルバム『Red Moon』を引っさげてのライブを、台北ですることができて良かったと思っています。皆さんがすごく楽曲を楽しんで聴いてくれている感があって、歌っている私たちも、とても素敵な時間を過ごせたなと思えるライブでした」
また、「今回のライブは何点?」という質問については、
Keiko「来てくださったみなさんに付けて頂ければと思います」
と自信満々にKeikoがKalafinaを代表して語った。
その口調には、満足のいくパフォーマンスができたという自信に満ち溢れていた。
だが、Kalafinaは決して歩みを止めることはない。
「次はどの国でライブを行いたいか?」と聞くと、
Wakana「ニュージーランドで歌いたいです。以前、行ったことがあるのですが、すごく自然が素敵な国で、Kalafinaの曲もきっと気に入ってもらえると思います」
Keiko「初めて海外でライブをしたアメリカで、またやりたいです」
Hikaru「ヨーロッパのイタリアとかフランスとか……、あとオランダにも行きたいしスイスにも行きたい。行ってない所に行きたい!」
3人は、希望に満ちた表情で、まだ見ぬ世界中のファンとの交流に思いを馳せている。
もちろん日本国内での活動も、より充実させていくという気合で充分の様子。
Wakana「日本でも、全国ツアーを目標に活動しています。世界中の人に会えるように、来年もがんばります!」
Hikaru「2010年はCDだけでなく、ライブやイベントでもたくさん歌わせていただきました。来年も皆さんにたくさん楽曲をお届けしたいので、どんどん活動していきたいと思います」
Keiko「一つ一つのライブでKalafinaの音楽は作られていくし、3人の絆も作られていきます。そして、私たちの音楽を聴いてくれているファンの皆さんとの繋がりも強くなっていくと思います。来年はそういうKalafinaの繋がりを、もっと強くしていきたいと思います」
チームワークや信頼によってKalafinaのハーモニーが生み出される。
「繋がり」や「出会い」を強調する3人からは、そんな事を連想してしまう。
さっそく来春からは東名阪のツアーが予定されているKalafina。
そのステージでは、今回の台北ライブで得たものがきっと反映されていることだろう。
海外から凱旋し、よりパワーアップした彼女たちのパフォーマンスに期待したい。